子宮筋腫の痛みは閉経症状と関係があるのか?

概要

子宮筋腫(子宮平滑筋腫)は、出産可能年齢の女性に多く見られる良性腫瘍です。癌との関連はなく、症状が軽いことが多く、定期検診や妊娠超音波で偶然見つかります。痛みが強くない限り、必ずしも治療は必要ありません。

事実

  • 米産科婦人科学会によると、筋腫は子宮内部だけでなく外側にもでき、サイズは豆粒大から直径15センチメートルまでさまざまです。
  • 1個から複数個まで存在し、成長速度は個人差があります。サイズが変わらないものもあります。
  • 統計的には、アフリカ系アメリカ人女性に発生率が高いとされています。

主な症状

  • 下腹部の膨満感
  • 頻尿
  • 腰痛
  • 性交時の痛み
  • 月経時の過多出血や痛み、月経間の出血
  • 不妊、流産、早産などの妊娠合併症

閉経期との関係

筋腫はエストロゲンに依存するため、思春期前や閉経後には増殖しにくいとされています。しかし、閉経に向かう過渡期(閉経前後)ではホルモンバランスが急変し、既存の筋腫が痛みを伴うことがあります。このとき、出血が増えたり腰痛が強くなることがあります。

診断方法

  • 骨盤診察で子宮が肥大したり、形が不整になることを確認。
  • 経膣超音波や腹部超音波で筋腫の有無・大きさを評価。
  • 原因が不明な場合は、生検や腹腔鏡検査で良性か悪性かを判断することがあります。

治療の選択肢

  • 症状が軽い場合は経過観察。
  • ホルモン療法(経口薬や注射)で出血や痛みを抑える。
  • 外科的治療:子宮鏡下手術、子宮動脈塞栓術、子宮全摘術など。
  • 非ステロイド性抗炎症薬や経口避妊薬も併用されます。

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