水虫卵管(ハイドロサルピンキス)の除去方法

水虫卵管(ハイドロサルピンキス)とは、卵管遠位部が漿液で閉塞し、拡張した状態を指します。両側卵管に同時に起こることが多く、不妊の典型的な原因となります。卵管や卵管膨部、絨毛の損傷が原因で、遠位部が閉じると卵管内の腺から分泌される液体がたまり、卵管が腫れ上がります。主に腹腔鏡手術で除去されます。

必要なもの

  • 子宮卵管造影(HSG)用造影剤
  • 腹腔鏡および関連器具

手順

  1. 超音波検査で卵管の状態を確認します。経膣プローブを用いると視認性が高く、正常卵管は見えにくい一方、水虫卵管はソーセージ状に映ります。

  2. 子宮卵管造影(HSG)で診断を確定します。子宮頸部から造影剤を注入し、X線撮影で卵管の形状を確認し、水虫卵管特有の拡張像を観察します。

  3. 若年で卵子・卵巣機能が比較的良好な患者には、卵管遠位部を腹腔鏡で切開し再建(新卵管開口術)を行うことがあります。ただし再発率は高いです。

  4. 大多数のケースでは腹腔鏡下卵管切除術(サルピンエクトミー)を実施します。特に高齢女性や大きな水虫卵管の場合は、患側卵管を全摘出します。手術時間は1時間未満で、経験豊富な外科医であれば低リスクです。

  5. 卵管が機能しない場合は、体外受精(IVF)を選択肢とします。卵管をバイパスし、採取した卵子を体外で受精させ、受精卵を子宮に移植します。

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