瘻(ろう)の主な原因とは?

瘻(ろう)とは、臓器や体腔、血管、皮膚などが異常に連結した状態を指します。直腸・膣間瘻、動静脈瘻、胃皮瘻、子宮・腹膜腔間瘻など、部位や種類は様々です。症状は瘻の位置や大きさにより異なりますが、ほとんどの場合外科的修復が必要です。根本原因を正しく把握することで、適切な治療計画を立てることができます。

出産時の損傷

  • 直腸・膣間瘻は稀ですが、難産や会陰裂傷、会陰切開が原因で発生することがあります。特に分娩が非常に困難な場合に起こりやすいです。

手術

  • 一部の外科手術は意図せずに膣と直腸、膀胱と膣、動脈と静脈、さらには胃と皮膚をつなぐ瘻を形成することがあります。切開部が適切に癒合しないと、臓器や血管間に穴が残ります。

クローン病

  • クローン病は腸管の慢性炎症により壁が弱くなり、直腸と膣、または腸同士に瘻ができやすくなります。多くの場合外科的に修復が必要です。

感染症

  • 感染が放置されると組織壊死を起こし、細菌や真菌が組織を侵食して隣接する臓器と直接接触する瘻が形成されます。特に直腸・膣、腸、頸部、鼻副鼻腔などが罹りやすいです。

がんと放射線治療

  • 腫瘍が臓器間の組織を破壊したり、放射線治療で組織が弱くなることで瘻が生じます。例えば子宮がんの手術や放射線治療後に子宮と腹膜腔間に瘻ができることがあります。放射線性瘻は治療後2年以内に現れることが多いです。

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