気圧変化が副鼻腔に与える影響と対策

天候や高度の変化に伴う気圧の急激な変動は、副鼻腔にさまざまな影響を及ぼします。症状が出ない人もいますが、 sinus pressure が増したり、既存の副鼻腔炎が悪化したりすることがあります。副鼻腔に問題を抱えている方は、悪天候や高度上昇時に鼻腔の状態を意識し、鼻詰まりや感染症による危険な状況を未然に防ぎましょう。

圧力性頭痛

気圧が変化(特に高度が上がるとき)すると体内の酸素濃度が変わります。体は副鼻腔に蓄えている酸素を放出し、顔面の空洞骨への圧力を軽減しようとします。しかし、気圧の急変により鼻腔が詰まると、放出された酸素が逃げ場を失い、目や鼻、顎の上部に痛みが走ります。これがいわゆる「圧力性頭痛」です。

副鼻腔炎(シナス炎)

気圧の変動は副鼻腔炎を悪化させます。もともと鼻腔が詰まっている、または粘膜が炎症を起こしている人は、気圧が急に下がる(嵐が近づくときなど)と鼻粘膜がさらに腫れ、所謂「副鼻腔頭痛」を引き起こします。副鼻腔は頭部を軽く保つ役割があるため、詰まると頭が重く感じ、疲労感や偏頭痛につながります。副鼻腔炎は治療が難しく、長期の抗生物質投与が必要になることがあります。感染が治まっても、粘膜の腫れは数週間続くことがあります。

副鼻腔出血

気圧が急激に上昇・下降すると、動脈からの血流が乱れやすくなります。その結果、鼻粘膜が炎症を起こし、十分な血液供給ができなくなると、血流が副鼻腔へ流れ込み、粘液に血が混じります。さらに、白血球の供給も減少するため、既存の副鼻腔炎が悪化しやすくなります。副鼻腔出血や感染が放置されると、炎症が脳へ拡がり、致命的なリスクを伴うことがあります。異常を感じたら速やかに医療機関を受診してください。

頭痛 - 関連記事