外傷後頭痛(PTH)とは何か?
外傷後頭痛(PTH)とは
外傷後頭痛(Post‑traumatic headache, PTH)は、頭部外傷(TBI)を受けた後に発症する頭痛です。TBIを経験した人の約50%が何らかの形でPTHを経験するとされ、軽度から重度まで幅広い症状があり、数週間から数年にわたって続くことがあります。慢性化すると日常生活に支障をきたすこともあります。
主な症状
- 外傷後7日以内に始まる頭痛
- 頭部の片側に強く出る痛み
- ズキズキする、または持続的な痛み
- 吐き気、嘔吐、光過敏、音過敏などの伴随症状
リスク要因
- 過去に頭部外傷の既往があること
- 女性であること
- 50歳未満であること
- 脳震盪を経験したこと
- 外傷後健忘があったこと
- 精神疾患の既往があること
治療法
症状や重症度に応じて、以下のような治療が行われます。
- 市販薬や処方薬による鎮痛剤の使用
- 氷嚢や温熱パックでの局所冷却・温熱療法
- 十分な休息
- マッサージやリラクゼーション
- ストレス管理法(呼吸法、認知行動療法など)
- 理学療法やリハビリテーション
- 鍼灸
- バイオフィードバック
症状が重く、他の治療で効果が見られない場合は外科的処置が検討されることもあります。
受診の目安
頭部外傷後に頭痛が続く場合は、早めに医師の診断を受けましょう。適切な治療を行うことで、症状のコントロールや生活の質の向上が期待できます。
