うっ血性心不全(CHF)の重篤な症状
メイヨークリニックはうっ血性心不全(CHF)を「血液が肝臓・腹部・下肢・肺に逆流し、うっ血する状態」と定義しています。心臓が十分な血液を全身に送り出せず、臓器の機能が低下します。慢性(症状が徐々に現れる)でも急性(急激に症状が出る)でも、早期かつ適切な治療が生存率を大きく高めます。
CHFのタイプと部位
CHFは心筋の収縮(収縮性)または拡張(拡張性)の障害に起因し、右側・左側、または両側に症状が現れます。
左心不全(左側CHF)
- 睡眠中の乾いた咳や呼吸困難、口にピンク色の泡が出ることがあります。
- これらは肺に水分がたまる「肺水腫」のサインで、生命に関わる緊急状態です。
- 左心室のポンプ機能低下や血液充填不全も伴います。
右心不全(右側CHF)
- 足首・足・腹部・ふくらはぎのむくみが典型的です。
- 原因不明の体重増加は、塩分・血液・体液の蓄積によります。
- 腹痛、吐き気、食欲不振も見られ、血液供給不足から心筋梗塞が起こりやすくなります。
- 体内の余分な水分が夜間頻尿を引き起こすことがあります。
両側心不全(両側CHF)
- 左側・右側の症状が同時に現れ、心拍数の増加(頻脈)、血圧低下、めまい、激しい息切れ、皮膚の冷感・湿潤、発汗、呼吸時の喘鳴(ぜんめい)などがみられます。
精神的症状
- 認知機能障害として、混乱、方向感覚の喪失、記憶力や判断力の急速な低下が起こります。
