ジギタリス中毒の症状と対策
ジギタリスは心臓疾患の治療に用いられる処方薬です。過剰投与や体内濃度の上昇により、ジギタリス中毒が起こります。急性の過量摂取や、薬剤への耐性低下が原因となることもあります。
視覚変化
ジギタリス中毒で最も頻繁に報告される症状のひとつが視覚障害です。ぼやけた視界、色覚異常、光の点や光輪(ハロー)、視野に現れる暗点などが見られます。
一般的な症状
混乱・錯乱、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、心拍の異常(頻脈・徐脈)や動悸などが典型的です。
稀な症状
全身のむくみ、尿量の減少、夜間頻尿、意識低下、仰向けでの呼吸困難などがまれに報告されます。
所見(診断)
心電図(ECG)で不整脈が確認されることが多く、心拍が極端に遅くなるまたは速くなることがあります。血清ジゴジン濃度が正常範囲を超えているかどうかも重要な指標です。
予防・対処法
ジギタリス治療中は定期的に血中濃度と血液化学検査を行い、異常がないか確認することが推奨されます。血液化学の変化は中毒リスクを高める要因を示すため、早期発見と適切な対処が可能になります。
