胃酸逆流と副鼻腔炎の関係
GERD(胃食道逆流症)とは
胃食道逆流症は、食道の末端にある括約筋が完全に閉じないため、胃酸が食道へ逆流する状態です。この逆流により、食道の粘膜が刺激されます。
食道を越えて:喉頭咽頭逆流
胃酸が食道を超えて喉まで達すると、喉頭咽頭逆流(Laryngopharyngeal Reflux)と呼ばれます。このとき酸が鼻腔へも流れ込み、鼻粘膜を刺激します。
喉頭咽頭逆流の主な症状
- 苦味や酸っぱい味が口に残る
- 喉の痛みや違和感
- 咳や声がかすれる
- 喘息様症状や睡眠時無呼吸
- 頻繁な副鼻腔炎(鼻の詰まり・膿性鼻漏)
誰が喉頭咽頭逆流になるか
男女問わず、あらゆる年齢層で発症します。特に食道の構造的異常がある人や、チョコレート・辛い食品・柑橘類を多く摂取する人はリスクが高まります。乳幼児や子どもは成長とともに自然に改善することもあります。
喉頭咽頭逆流への対策
- 食事内容の見直し(脂肪・刺激物を控える)
- 就寝時に頭部を30~45度高くする
- 胃酸分泌抑制薬や制酸薬の使用
- 必要に応じて抗ヒスタミン薬で鼻症状を緩和
- 副鼻腔症状が改善しない場合は耳鼻咽喉科専門医へ紹介
