酸逆流手術(ニッセン噴門形成術)の回復ガイド
酸逆流手術(ニッセン噴門形成術)とは
酸逆流は胃の酸性内容物が食道に逆流し、痛みや不快感を引き起こす状態です。多くは胃と食道の間にある噴門括約筋が弱まることで起こります。手術では、胃の上部を噴門括約筋の周りに巻き付け、括約筋を強化して逆流を防ぎます。
ほとんどの噴門形成術は腹腔鏡下で行われ、3〜4か所の小さな切開からカメラと器具を挿入し、二酸化炭素で腹腔を膨らませて手術します。
手術直後の注意点
手術後は二酸化炭素の注入により関節に軽い違和感を感じることがあります。多くの場合、翌日には退院でき、数日間は仕事を休み、約1週間で通常の活動に戻れます。
術後の食事指導
術後の回復において食事管理が最も重要です。手術後は段階的に液体、柔らかい食事、普通の食事へと移行します。最初の1〜2日間は透明な液体(ブロス、ジュース、カフェインレスティー、ゼラチン)を摂取し、次の3〜4日間はヨーグルト、アイスクリーム、牛乳、濾したスープなどの液体食に移ります。回復が順調なら、チーズ、柔らかいパン、パンケーキ、細かく刻んだ肉などの柔らかい食事を取り入れ、約8週間で通常の食事に戻せます。
術後の痛み対策
術後、特に新しい食材を試す際に飲み込む際の痛みを感じることがありますが、食道と胃の開口部が慣れてくるにつれて徐々に軽減します。
回復を促す生活習慣
回復期間中は、噛みごたえのあるパンや硬い肉、辛い食べ物、アルコール、カフェイン、脂肪分の多い食べ物、種子類、生野菜は避けましょう。また、炭酸飲料やガスを発生させる食品は胃に空気がたまり、噴門形成部に圧力をかけます。小分けにした食事を頻繁に摂ることで胃の膨張を防ぎ、治癒を促します。
