胃酸逆流の治療法
胃酸逆流は、胃の酸が食道へ漏れ出し胸焼けや痛みを引き起こす状態です。治療法は食事・生活習慣の改善から市販薬、処方薬までさまざまです。
食事の改善
以下の食品を控えることで胃酸の分泌を抑え、逆流を防ぎやすくなります。
- 柑橘類やトマトなど酸味の強い食材
- 辛味の強い料理
- カフェイン、チョコレート、アルコール、ペパーミント
- 脂肪分の多い食品
- 炭酸飲料(コーラ、炭酸水、ビールなど)
生活習慣の改善
過食は胃を膨らませ食道括約筋に負担をかけ、逆流を誘発します。小分けにした食事を頻回に摂り、食後すぐに横になることを避けましょう。就寝時は頭部と上半身を少し高く保ち、就寝前の食事は控えると効果的です。また、ストレスは胃酸分泌を増やすことがあるため、運動や瞑想でリラックスすることもおすすめです。
市販薬
市販の制酸剤は胃酸を中和し、胸焼けの不快感をすぐに和らげます。ヒスタミンH2受容体拮抗薬も処方箋なしで購入でき、胃酸の産生量を減らすことで逆流症状を軽減します。ただし、長期間使用すると耐性ができ効果が薄れることがあります。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)
PPIはH2ブロッカーよりも強力に胃酸の分泌を抑制します。耐性がほとんど生じない点が特徴で、服用開始から数日で効果が現れ、最大で5日ほどで十分な酸抑制が得られます。
胃腸運動促進薬(プロキネティック薬)
プロキネティック薬は胃の排出速度を高め、特に糖尿病患者で見られる胃内容物の滞留による逆流を防ぎます。胃が早く空になることで、食道括約筋への圧力が減少し、逆流のリスクが低減します。
