GERD(逆流性食道炎)手術治療の方法とポイント

多くの逆流性食道炎(GERD)は食事や生活習慣の改善で管理できますが、食道に深刻なダメージが蓄積し、薬や生活指導だけでは症状が改善しないケースもあります。そんな場合、手術による治療が検討されます。

手術を検討する際のステップ

  1. 手術を決める前に、必ず医師に内視鏡検査などの診断テストを受けるよう依頼しましょう。これにより、GERDと類似した他の疾患を除外できます。

  2. 生活習慣の改善や薬物療法で症状が緩和しない、または長期的な治療が困難と判断した場合に手術適応と考えます。

  3. GERD手術は「噴門形成術(ファンドプラフィケーション)」と呼ばれ、主に「腹腔鏡下ファンドプラフィケーション」と「開腹ニッセン法」の2つのアプローチがあります。

  4. 腹腔鏡下ファンドプラフィケーションでは、腹部に小さな切開を数か所入れ、カメラと専用器具で胃底(ファンド)を食道下部に巻き付け、弱くなった括約筋を補強します。侵襲が少なく回復も早いのが特徴です。

  5. 開腹ニッセン法は侵襲が大きく、入院期間が1〜2週間必要になることがあります。その分、手術時間や合併症リスクが高くなる点に留意してください。

  6. 医師と相談の上、部分的に胃底を巻き付ける「トゥペット法」や「サール法」も検討できます。これらは全巻き付けに比べ長期的な合併症が少ないとされています。

手術の選択は患者さんの症状や全身状態、生活の質を総合的に判断して決定します。専門医と十分に情報共有し、最適な治療法を選びましょう。

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