喉頭咽頭胃食道逆流症(LPR)
概要
喉頭咽頭胃食道逆流症(LPR)は、下部食道括約筋が弱まることで胃酸が食道や喉へ逆流し、喉や声帯に炎症を起こす状態です。嘔吐は伴わないことが特徴です。
診断方法
- 喉頭鏡検査で喉や声帯の変化を確認。
- 24時間食道pHモニタリングで上部食道や喉に胃酸があるか測定。
- 嚥下障害がある場合は上部消化管内視鏡検査を実施し、瘢痕や腫瘍の有無を評価。
主な症状
- 乾いた咳
- 慢性的な喉のクリアリングや異物感
- 胸焼け
- 声がれ・声が出にくくなる
- 後鼻漏(しばしば誤診される)
生活習慣の改善
- ベッドの頭部を15〜20cm(4〜6インチ)上げ、酸が上がりにくくする。
- アルコール、チョコレート、カフェイン、脂っこい食事、過食を避ける。
- 就寝前2〜3時間は食事・飲み物を控える。
- 体重管理を行い、肥満を改善する。
医療的治療
- 制酸剤や胃酸分泌抑制薬(PPI、H2ブロッカー)で胃酸の産生を抑える。
- 症状が重い場合はニッセン噴門形成術(Nissen Fundoplication)などの手術で食道と胃の接続部を強化する。
