水痘とヘルペス:培養検査での鑑別方法
概要
水痘は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が、ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因で、どちらも水疱を伴う皮膚発疹を引き起こします。しかし、ウイルスは異なり、培養検査などで区別できます。
培養検査での鑑別ポイント
VZV(水痘帯状疱疹ウイルス)の特徴
培養した細胞上では、多核巨細胞が形成され、核内に包含体(インクルージョン)が見られます。これがVZV特有の細胞病変(CPE)です。
HSV(単純ヘルペスウイルス)の特徴
HSVは比較的小さな細胞変化を示し、染色体が細胞辺縁に集まる(マージナント染色体)や、バルーン様変性と呼ばれる膨張した細胞形態が観察されます。
経験豊富な検査技師は、培養中に現れるこれらのCPEを目視で判別し、水痘とヘルペスを区別できます。
確定診断のための追加検査
培養結果に加えて、ウイルス特異的抗原検出や核酸増幅検査(PCR)を行うことで、さらに確実に診断できます。
