高血圧になるリスク要因
米国国立心肺血液研究所(NHLBI)によると、米国の成人の約3人に1人が高血圧に悩んでいます。血圧は血液が血管壁にかける圧力で、さまざまなリスク要因が持続的な血圧上昇につながります。
年齢
年齢が上がるにつれて高血圧のリスクは高まります。NHLBIは、男性は45歳以上、女性は55歳以上になると高血圧になる可能性が高くなると指摘しています。
体重(肥満)
体重が過剰になると、酸素を全身に運ぶために必要な血液量が増え、血圧が上がります。具体的な体重だけでリスクを判断するのは難しいですが、BMI(体格指数)を用いることで、年齢・身長に対する適正体重の目安が確認できます。
人種
NHLBI とメイヨークリニックは、アフリカ系アメリカ人が白人やヒスパニック系アメリカ人に比べて高血圧になりやすいことを報告しています。アフリカ系アメリカ人は脳卒中、冠動脈疾患、腎不全といった心血管系の病気にも罹りやすい傾向があります。遺伝的要因、環境要因、またはその組み合わせが関与していると考えられますが、詳細は未解明です。
性別
米国心臓協会(AHA)によれば、45歳未満では男性の方が女性より高血圧になるリスクが高いです。45〜54歳では男女のリスクはほぼ同等となり、55歳以上になると女性のリスクが上回ります。女性のリスク上昇は閉経が関与していると考えられます。
運動習慣
運動不足は高血圧リスクを高めます。運動しないと肥満になりやすく、心臓の筋肉も弱まります。メイヨークリニックは、運動しない人は安静時心拍数が高く、心臓が血液を送り出す負荷が大きくなるため、血管への負担が増すと指摘しています。
食生活
ナトリウム(塩分)を多く、カリウムを少なく摂取する食事は血圧を上昇させます。また、アルコールは一時的に血圧を上げ、長期的な過剰摂取は持続的な高血圧につながります。
ストレス
ストレスは一時的に血圧を上昇させますが、長期的な影響は明確にされていません。
既往症
心疾患、高コレステロール血症、糖尿病、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群などの既往症がある人は高血圧になるリスクが高まります。
家族歴
家族に高血圧や心臓病の既往がある場合、本人も同様のリスクが高くなります。
