拡張期血圧が高くなる原因は?
血圧測定は水銀柱ミリメートル(mmHg)で示されます。上の数値が収縮期血圧(シストリック)、下の数値が拡張期血圧(ダイアストリック)です。拡張期血圧が高いほど、健康リスクが高まります。
拡張期血圧とは
拡張期血圧は心臓が弛緩しているときの血管にかかる圧力を示します。心拍間の血管への負荷は、心拍時よりも低いため、通常は収縮期血圧よりも低い数値になります。
拡張期血圧の基準
拡張期血圧が80 mmHg以下は正常とされます。80〜89 mmHgは「前期高血圧」と呼ばれ、将来的に本格的な高血圧へ移行する可能性があります。90 mmHg以上は高血圧(拡張期)と診断されます。
高拡張期血圧の原因
ニュージャージー大学医学部歯学部によると、原因はさまざまです。動脈の収縮、血液量の増加、心拍出量の増大などが血圧上昇を引き起こします。原因不明のケースもありますが、予防と管理は可能です。
リスク
米国で6000万人以上が高血圧に罹患しており、拡張期血圧が上がると動脈硬化、心疾患、脳卒中のリスクが高まります。また、目や腎臓の障害、腎不全にもつながります。拡張期血圧が10 mmHg上がるごとに、合併症のリスクは約2倍になるとされています。
治療法
生活習慣の改善が第一です。食事管理、定期的な運動、禁煙・節酒が効果的です。薬物療法としては、利尿剤、β遮断薬、カルシウム拮抗薬などが用いられます。薬は血圧を下げる役割を果たしますが、根本的な治癒ではなく管理が目的です。
