シナモンが血圧を下げる仕組み

研究概要

2006年にアンドリュース博士らがAmerican Journal of Nutritionに発表した研究では、シナモンに含まれる特定の成分が血圧を下げることが示されました。高血圧のラット3群を対象に、1群は通常食、2群はシナモン、3群はシナモン抽出物を与えました。3〜4週間後、シナモンと抽出物を摂取した群で血圧が有意に低下しました。その後、同様の実験をヒトの脂肪細胞でも行い、同様の結果が得られました。

作用メカニズム

シナモンに含まれるメチルヒドロキシカルコンポレーター(MHCP)が血圧低下に寄与すると考えられています。MHCPはインスリンに似た作用を示し、血糖の取り込みと利用を促進し、結果として血圧に好影響を与えます。

治療への活用

高血圧は自覚症状がほとんどないため、定期的な血圧測定が重要です。まれに頭痛やめまい、吐き気などが現れることがあります。シナモンを食生活に取り入れることで血圧管理の助けになる可能性がありますが、必ず医師と相談してください。

推奨摂取量

アンドリュース博士の研究では、1日最大6gまでのシナモン摂取が安全とされています。ただし、既存の疾患や他のサプリメントを使用している場合は、感受性が高くなることがあります。医師と相談の上、個々に適した量を決めましょう。実際には1〜2gの摂取でも効果が期待できます。

日常での取り入れ方

シナモンは焼き菓子に多く使用されますが、同時に糖分や脂肪も多く含まれがちです。血圧管理を考えるなら、シナモンだけを摂取できる形が望ましいです。シナモン入りシリアルやコーヒー・紅茶に少量振りかける、オートミールや桃・さつまいもなどの料理に加えると手軽です。

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