ACE上昇の意味と健康への影響

概要

体内のアンジオテンシン変換酵素(ACE)は血圧調節に関与しています。血中ACE濃度はさまざまな疾患の指標として測定され、特に上昇している場合はサルコイドーシスなどの炎症性疾患を示唆します。

事実

血管内皮細胞は全身でACEを産生しますが、特に肺に多く存在します。また、免疫細胞が集まる肉芽腫の周囲にも高濃度で見られます。

機能

ACEは血管を収縮させ、血圧を上昇させる働きを持ちます。

診断方法

血液検査だけでACEレベルを測定できます。肉芽腫、慢性咳嗽、結膜炎、呼吸困難、関節痛などの症状と併せてACE上昇が認められた場合、サルコイドーシスの診断材料となります。

上昇の意味

20歳未満ではACE上昇は生理的なものと考えられますが、20歳以上で上昇が認められると、サルコイドーシスに加えて真菌感染症、甲状腺機能亢進症、リンパ腫、アルコール性肝硬変、HIV感染なども疑われます。

留意点

高血圧や糖尿病の患者には、ACE活性を抑制し血圧を下げる目的でACE阻害薬が処方されることがあります。

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