血圧が急上昇すると、高血圧(ハイパーテンション)と呼ばれる状態です。高血圧は単独の病気であることもありますが、他の疾患の症状として現れることもあります。高血圧は大きく「一次性(原発性)」と「二次性」に分けられます。一次性高血圧は生活習慣に起因し、徐々に血圧が上がります。一方、二次性高血圧は別の疾患や要因が直接的に血圧を急激に上げます。以下に、血圧上昇に関わる主な要因を紹介します。

年齢

年齢が上がるにつれて血圧が上がりやすくなります。動脈が硬くなり、狭くなるため、血流に対する抵抗が増加します。

食事

飽和脂肪酸やコレステロール、ナトリウムの多い食事は血圧上昇のリスクを高めます。また、ビタミンDやカリウムなどの不足も血圧に悪影響を与えます。果物、野菜、全粒穀物、赤身肉など栄養バランスの取れた食事は血圧管理に有効です。

運動不足

運動量が少ないと心拍数が上がり、心臓に負担がかかります。定期的な運動は心臓を鍛え、安静時の心拍数を下げ、血圧を安定させます。

体重

過体重や肥満は血液量が増加し、動脈壁にかかる圧力が高くなります。その結果、血圧が上昇します。

ストレス

強いストレスは「闘争・逃走」反応を引き起こし、アドレナリンなどのホルモンが分泌されて血圧が一時的に上がります。慢性的なストレスは血圧を持続的に上昇させる要因となります。

妊娠

妊娠中に血圧が上がることがあります。特に妊娠高血圧症候群(子癇前症)は母体と胎児に危険を及ぼし、出産が唯一の根本的な治療法です。

ホルモン異常

甲状腺や副腎などのホルモン腺の機能障害や腫瘍はホルモンバランスを乱し、血圧上昇を招くことがあります。