収縮期血圧の原因と対策
血圧は収縮期血圧(上の数値)と拡張期血圧(下の数値)の2つの数値で表されます。収縮期血圧が140 mmHg を超える状態が続くと高血圧とみなされ、拡張期血圧も90 mmHg を超えると全体的な高血圧と診断されます。
孤立性収縮期高血圧
収縮期血圧が140 mmHg 以上で、拡張期血圧が90 mmHg 未満の場合を孤立性収縮期高血圧と呼びます。主に高齢者に多く、脈圧(収縮期と拡張期の差)が大きくなるのが特徴です。動脈の硬化や弾性低下が主な原因とされています。
主な原因
- 体脂肪の増加、塩分過多、運動不足
- 女性やアフリカ系アメリカ人に高い罹患率
- 喫煙、過度の飲酒、カリウム・カルシウム・マグネシウム不足
高齢者の収縮期血圧上昇
高齢者は心拍出量が増加しやすく、血漿量が減少することがあります。レニンやアルドステロンの分泌が低下し、塩分排泄が減少するため血圧が上がります。また、カルシウム濃度の低下が末梢抵抗を高め、血圧上昇に寄与します。
症状
頭痛、視力のぼやけ、性欲低下、消化不良などが報告されています。
治療法
生活習慣の改善が最も効果的です。定期的な運動、低塩・低脂肪の食事、ストレス管理、禁煙、飲酒量の制限が血圧を下げます。薬物療法としては低用量の利尿剤やカルシウム拮抗薬が有効です。
ホワイトコート現象
診察時に緊張や不安で血圧が一時的に上昇することがあります。医師や看護師は、異なる時間帯に複数回測定することでこの現象を判別します。
