リシノプリルの副作用としてのインポテンス(勃起不全)
背景
高血圧治療薬は血圧を下げるために様々な作用機序を持ちます。その中には陰茎への血流を減少させ、勃起が困難になるものがあります。
特徴
リシノプリルはアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬で、プリニビル、ゼストリル、プリンジデ、ゼストレティックなどのブランド名で販売されています。ACE阻害薬は血管を拡張し、血液の流れを良くすることで血圧を下げます。
統計
米国食品医薬品局(FDA)の臨床試験では、リシノプリルを服用した男性のうち、1〜1.4%がインポテンス(勃起不全)を経験したと報告されています。
時間経過
『American Journal of Hypertension』に掲載された研究によれば、リシノプリルによる勃起不全は服用開始から約1か月で症状が軽減または消失するケースが多く、β遮断薬に比べて発生率が低いことが示されています。
専門家の見解
マウントサイナイ医学部心血管研究所のトーマス・ピッカリング博士は、リシノプリル服用中の男性は、薬の変更を医師に相談する前に最低30日間様子を見ることを推奨しています。
