高血圧(ハイパーテンション)の概要と対策
事実
血圧は、心臓が血液を全身に送り出す際に血管にかかる圧力です。上の数値(収縮期血圧)は心臓が収縮するときの圧力、下の数値(拡張期血圧)は心臓が拡張するときの圧力を示します。血圧が高いほど血液が強く押し出され、心臓への負担が増大します。米国では成人の約4人に1人が高血圧と推定されています。
種類
血圧が120/80 mmHg 未満は正常です。120/80 から 139/89 mmHg は前段階の高血圧(プレハイパーテンション)とされ、生活習慣を改善しないと将来的に本格的な高血圧になる可能性があります。140/90 mmHg 以上は高血圧と診断され、リスク低減のために血圧を下げる対策が必要です。まずは生活習慣の改善が推奨されますが、必要に応じて薬物療法が行われます。
影響
高血圧は動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。また、腎臓の血管が障害され腎機能低下や腎不全に至ることがあります。さらに、未治療のまま放置すると眼の血管が損傷し、失明につながることもあります。
予防・対策
塩分摂取を控えることで体内の水分保持が減り、血液量が減少し心臓への負担が軽くなります。適度な運動と適正体重の維持、禁煙も重要です。生活習慣の改善が基本ですが、極端に血圧が高い場合は速やかな薬物治療が必要になることがあります。
専門家の見解
高血圧は自覚症状がほとんどなく「サイレントキラー」とも呼ばれます。定期的に血圧を測定し、医師の診察時に必ずチェックしましょう。血圧はストレスなどで一時的に上昇することがあるため、140/90 mmHg 以上が3回以上確認された場合に高血圧と診断されます。
