中央静脈圧(CVP)とは何か?
中央静脈圧(CVP)とは
中央静脈圧(Central Venous Pressure、CVP)は、右心房圧とも呼ばれ、上大静脈や右心房内の圧を測定したものです。心臓へ血液を戻す大静脈の血圧を示します。
測定単位と正常範囲
CVPは水柱センチメートル(cmH₂O)で表します。正常値は 2〜8 cmH₂O です。
異常値が示す状態
・CVPが高い(8 cmH₂O 超)と、体液過剰、心不全、その他の循環系疾患が疑われます。
・CVPが低い(2 cmH₂O 未満)と、脱水、出血、ショックなどが考えられます。
測定方法
測定は圧力計(マノメーター)とカテーテルを使用します。カテーテルは頸部または上肢の静脈に挿入し、液体で満たします。マノメーターの液柱高さが血管内圧と一致した時の高さを記録します。
臨床での主な活用例
- 体液状態の評価
- 心機能のモニタリング
- 心不全の診断支援
- 特定の疾患管理における治療方針の決定
