高コルチゾールの影響と健康リスク
コルチゾールはアドレナリンと共に、緊急事態に備えて体を準備させるホルモンです。ストレスや脅威を感じたときに分泌され、一時的に複数の身体機能を変化させて迅速な行動を可能にします。短期的には有用ですが、長期間にわたって高濃度が続くと様々な健康障害を引き起こします。
短期的な影響
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血糖値を上昇させ、脳がエネルギーを効率的に利用できるようにし、組織修復に必要な物質の供給を増やします。
緊急時に不要な機能を抑制してエネルギーを節約し、免疫反応や消化・生殖・成長過程を一時的に抑えます。
記憶力低下
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ストレスホルモンはエネルギーを海馬(記憶を司る部位)から奪い、血中コルチゾールが23µg/dL以上になると記憶力が低下します。
さらに神経伝達物質の働きを妨げ、既に形成した記憶の呼び出しが困難になることが報告されています。
薬剤性骨粗鬆症
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コルチゾールやコルチゾール様薬(皮膚疾患、喘息、関節炎の治療に使用)は骨細胞の機能を抑制し、小腸でのカルシウム吸収を妨げます。
その結果、薬剤性骨粗鬆症が進行し、骨折や疼痛のリスクが高まります。
心臓病リスク
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慢性的に高いストレスホルモンは心臓が血流需要を感知する信号を鈍らせ、不整脈(特に心室細動)を引き起こす可能性があります。
また、血管壁を損傷し、動脈を硬くして血流を制限することで、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めます。
脱力的な悪循環
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高濃度のコルチゾールは海馬を損傷し、海馬がコルチゾール産生を抑制する機能が低下します。
結果として、コルチゾールの産生がさらに増加し、自己増幅的な悪循環が生じます。
