ホルモンバランス障害の症状と対策
ホルモンとは
ホルモンは体内の細胞レベルで働く化学メッセンジャーで、成長・発達・エネルギー代謝などに関与します。内分泌腺から分泌され血流を通じて標的細胞に作用し、細胞を活性化させます。ホルモンのバランスが崩れると、ホルモン障害が生じます。
主なホルモンとバランスの変化
女性の体内で最も重要なのはエストロゲンとプロゲステロンです。更年期に近づくとバランスが崩れやすく、20代後半からでも不均衡が起こり得ます。エストロゲンとプロゲステロンの濃度は年齢、ストレス、運動、食事、排卵の有無などで月々変動します。
ホルモンバランス障害の主な症状
- うつ・不安感
- 頭痛
- 体重増加・むくみ
- 骨粗鬆症
- 月経異常など
ホルモンは多くの身体機能を調整するため、バランスが崩れると広範囲に影響します。避妊薬の使用、車の排ガス、過度なストレス、加工食品中心の食事などが原因となりますが、特にエストロゲン過剰が症状を引き起こすことが多いです。
月経周期とホルモンの関係
28日周期の月経では、最初の10〜12日でエストロゲンが上昇し、排卵が起きた場合にプロゲステロンが分泌されます。28日目に両ホルモンが低下し、月経が始まります。加齢に伴い排卵が起こりにくくなると、プロゲステロンが減少しエストロゲンが相対的に優位となり、ホルモン過剰症状が現れやすくなります。
うつ症状とホルモン
19世紀半ばには、更年期前後の情緒変化を「閉経性メランコリー」と診断し、子宮摘出術が治療法とされていました。現在では、ホルモンバランスの乱れが中枢神経系にも影響し、エネルギー低下、やる気喪失、気分の変動、感情過敏といったうつ症状が現れるとされています。
