真菌胚盤菌症(ブロストミシス)

原因

真菌胚盤菌症は、真菌 Blastomyces dermatitidis(ブロストマイセス・ダーモティディス)によって引き起こされます。感染は、土壌がかき乱された際に放出される胞子を吸入することで肺に入り、症状が現れます。この感染は人から人へ、または動物(犬など)から人へは伝染しません。

症状

症状は個人差が大きく、無症状のケースもあります。肺感染が起こると、咳(血痰を伴うこともある)、発熱、体重減少、倦怠感、胸痛、発汗、息切れなどが見られます。皮膚に病変ができることもあり、顔や手足に赤い斑点や潰瘍が現れます。中枢神経系に広がると生命に関わる重篤な状態になります。

診断

無症状の人は血液検査や胸部X線で偶然に判明することがあります。症状がある場合は胸部X線で異常が見られますが、最終的な診断は肺から採取した組織や痰の培養・顕微鏡検査で真菌の存在を確認します。肺がんや結核と誤診されることもあります。血液検査や皮膚テストは診断に有効ではありません。

治療

抗真菌薬で治療可能です。主に使用される薬はイトラコナゾール、フルコナゾール、そして重症例にはアンフォテリシンBが選択されます。アンフォテリシンBは特に重篤な患者に対する第一選択薬です。

予防

現在、確実な予防法はありません。感染が報告されている地域(ミシシッピ川流域や米国南東部)の土壌をかき乱すことを避け、菌が生息する可能性のある場所への立ち入りを控えることがリスク低減につながります。

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