口腔疾患の一覧と対策

口は食べ物の消化や味覚、会話、見た目の美しさなど、日常生活に欠かせない重要な部位です。そのため、口の病気になると不快感や生活の不便さを感じやすくなります。本記事では、比較的よく見られる口腔疾患を取り上げ、それぞれの症状・原因・予防・治療法を分かりやすく解説します。

手足口病(Hand, Foot and Mouth Disease)

主に乳幼児に多いウイルス性の感染症ですが、年齢を問わず感染します。初期症状はインフルエンザに似た倦怠感、喉の痛み、発熱です。これに加えて、口内に水疱ができたり、手足に発疹が現れます。感染は直接接触で広がり、症状が出てから約1週間は感染力があります。

  • 予防: 手洗いやうがいなどの基本的な衛生管理を徹底する。
  • 治療: 根本的な治療薬はなく、痛みや熱は解熱鎮痛剤で対症療法を行う。

歯肉炎(Gingivitis)

最も一般的な口腔疾患の一つで、歯垢に含まれる細菌が原因で歯茎が炎症を起こし、腫れや出血を伴います。放置すると歯周病へと進行し、歯の喪失につながることもあります。

  • 予防: 毎日のブラッシングとフロスで歯垢を除去し、定期的に歯科医院でプロフェッショナルクリーニングを受ける。
  • 生活習慣: タバコを控え、栄養バランスの取れた食事を心がける。
  • 治療: 歯科医によるスケーリングと抗菌性のうがい薬の使用が効果的。

口腔カンジダ症(Thrush)

口内に酵母菌(カンジダ)が過剰増殖し、白い斑点やびらんができる状態です。乳幼児や義歯使用者に多く見られますが、免疫力低下(がん、HIV、糖尿病など)でも発症しやすくなります。

  • 症状: 舌や頬の内側に白い斑点ができ、刺激で出血や痛みを伴うことがある。
  • 予防: バランスの良い食事、定期的な歯科受診、口腔内の清潔保持、抗生物質使用時は無糖ヨーグルトで善玉菌を補う。
  • 治療: 抗真菌薬の投与と、食事で糖分を控え、ヨーグルトなどで腸内環境を整える。

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