潰瘍性大腸炎(UC)患者の食事ポイント
乳製品
乳製品はビタミン・カルシウムなどの必須ミネラルを供給し、腸壁の修復を助けるプロバイオティクスも含んでいます。しかし、UC患者の多くは乳糖不耐症を併発しているため、注意が必要です。
自分に合う乳製品と合わないものを見極めましょう。例として、乳糖不耐症の方はチェダーチーズは比較的問題が少なく、アメリカンチーズは避けた方が無難です。ヨーグルトはプロバイオティクスが豊富で、毎日摂取することが推奨されます。現在は乳糖フリーの牛乳、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなども市販されています。乳製品が全く摂れない場合は、豆腐や納豆などの大豆製品で代用できますが、豆類はガスを発生させやすいため過剰摂取は控えましょう。
果物と野菜
野菜は栄養価が高いものの、食物繊維が多く消化に負担がかかります。生野菜は特に避け、加熱したものやピューレ状にしたものを選びましょう。たとえば、アイスバーグレタスやベビースピナッチの軽いサラダは刺激が少なく、腸に優しいです。ブロッコリーは茹でるかマッシュすれば、同等の栄養を保ちつつ消化しやすくなります。
果物はクエン酸含有量が低いものを選び、皮は必ずむいて食べましょう。アップルソース、梨、アボカドは酸味が少なく、UC患者に比較的安全です。
肉・たんぱく質
肉類は消化に時間がかかりますが、鉄分や必須たんぱく質の重要な供給源です。脂肪分の多い肉や皮は避け、赤身や鶏胸肉など低脂肪の部位を適量に摂取してください。肉を食べる日は間隔を空け、腸が休める時間を確保することが大切です。
食物繊維
食物繊維はUC患者にとって賛否が分かれるテーマです。医師の指示に従うだけでなく、自身の体調と向き合いましょう。グラノーラやシリアルが頻繁に下痢を引き起こす場合は控え、オートミールや食物繊維が比較的問題にならないと感じるなら、栄養価を考慮して摂取して構いません。
ジャンクフード
加工食品やトランス脂肪酸、添加物が多いジャンクフードは、UCの症状を悪化させやすいです。特にミルクチョコレートは乳糖が含まれ、痛みや痙攣を誘発します。代替として、乳製品不使用のダークチョコレートは抗酸化物質が豊富で、比較的安全です。
