扁桃腺の評価方法
扁桃腺の概要
扁桃腺は喉の奥に位置し、リンパ系の一部として口や鼻から侵入する病原体を捕捉し、感染から体を守ります。ウイルスや細菌が扁桃腺に感染すると炎症を起こし、扁桃腺炎となります。主に小児に多く見られ、症状が重い場合は抗生物質で治療し、再発が続く場合は扁桃腺摘出術(扁桃腺切除)を検討します。
必要な道具
- 体温計
- 舌圧子(舌鏡)
- 小型の懐中電灯
評価手順
- 症状の確認
喉の痛み、嚥下困難、飲食時の痛みなど、扁桃腺炎の典型的な症状を聞き取ります。食事や水分摂取を避ける様子が見られることがあります。 - 体温測定
口腔体温計で体温を測定します。ウイルス性の扁桃腺炎では発熱が伴うことが多く、必要に応じてアセトアミノフェンやイブプロフェンで痛みと熱を緩和します。 - 呼気と声の観察
口臭や声のかすれ、しゃがれ声がないか確認します。感染が進むと口臭が強くなり、声がかすれることがあります。 - 首の外側を触診
頸部や顎下のリンパ節が圧痛を示すか触って確認します。炎症が広がっている場合に圧痛が認められます。 - 扁桃腺の視診
舌圧子と懐中電灯を用いて口腔内の奥を観察します。炎症がある扁桃腺は通常より赤く、黄色や白色の膿が付着していることがあります。 - 全身状態の評価
倦怠感、睡眠障害、脱水症状など、全身的な影響がないかチェックします。
