乗り物酔いの原因・症状・治療と予防法
乗り物酔いは、頭部の動きによって引き起こされる吐き気、倦怠感、方向感覚の喪失を指します。特に妊娠中や月経中の女性、3歳から10歳の子どもがかかりやすいです。以下では、乗り物酔いの種類、原因、症状、治療法、予防策をご紹介します。
種類
乗り物酔いは、車、バス、電車、船、飛行機など、さまざまな乗り物で起こります。中でも自動車酔いが最も一般的です。
原因
車の揺れ、船の揺れ、飛行機の乱気流などが主な原因です。また、換気不良やタバコ・料理の臭い、煙やガスなども酔いを悪化させます。
宇宙酔いやシミュレーション酔いは比較的稀です。宇宙飛行士は重力の変化や気圧の違いにより酔うことがあります。コンピュータ画面上の動きやシミュレーターに乗ったときに、目と体感が合わず酔うこともあります。
症状
最初は顔色が蒼白になり、続いて落ち着かない感覚や倦怠感が現れます。症状が進行すると、胃のむかつき、めまい、発汗、嘔吐感が強くなります。
治療法
市販の抗ヒスタミン薬(メクリジン、ジメンヒドラミン、シクロジンなど)は眠気を伴い、空間的錯覚を和らげます。プロメタジンは効果が高く、1回で最大8時間持続します。いずれも旅行の30分前に服用すると効果的です。
自然療法としては、しょうがが有効とされています。しょうが茶や粉末カプセル、または生姜を噛む方法があります。砂糖やキャンディを少量摂取することで症状が緩和されることもあります。
予防策
強い匂いの食べ物やタバコは避け、旅行前の過度な飲食は控えましょう。特にアルコールや辛い・脂っこい食事は避けるべきです。
飛行機では、翼の上部よりも翼の下部や機体の中央付近の窓側席、または機体前方の席が比較的揺れが少ないです。
船では、下層デッキの船体中央近くのキャビンが揺れが少なくなります。船に乗る際は、船の中央に座り、水平線を見るようにしましょう。
車やバス、電車では、本を読むのは避け、頭を動かさず水平線や遠くの景色に目を固定してください。必要なら目を閉じて視覚情報を遮断するのも有効です。
