伝染性単核球症(モノ)の症状と対策

伝染性単核球症(モノ)は、エプスタイン・バーウイルス(EBV)が原因で起こる感染症です。ウイルスはリンパ球(白血球)の増加を引き起こし、主に思春期や若年層で症状が現れやすく、30歳以上の多くは既に抗体を持っているため重症化しにくいです。

原因

モノは唾液を介して感染します。そのため「キス病」とも呼ばれますが、くしゃみや咳で飛散した唾液でも感染が拡大します。

症状

初期は発熱に似た症状が現れ、次第に倦怠感、全身の脱力、食欲不振、夜間の発汗が続きます。さらに、リンパ節の腫れ、激しい咽頭痛、発疹、頭痛、脾臓の腫大などが見られ、これらが不快感や痛みの主な原因となります。

予防

モノに対するワクチンは現在存在しません。そのため、感染期間中はキスや食べ物・飲み物の共有を避け、他者への唾液の接触を防ぐことが重要です。

治療

特効薬や抗体はなく、通常は約1か月で自然に回復します。治療は主に症状緩和を目的とし、解熱剤や鎮痛剤で不快感を和らげます。二次感染として溶連菌性咽頭炎が起こることがあり、その際はアモキシシリンなどの抗生物質が使用されます。

注意点

多くの場合、重篤な合併症は起こりませんが、脾臓が著しく腫れると破裂のリスクがあります。激しい腹痛や体調の急変があれば、直ちに医療機関を受診し、必要に応じて手術が検討されます。

疾患 - 関連記事