C. difficile感染の検査と予防方法
Clostridium difficileは細菌によって引き起こされ、感染すると激しい下痢と大腸の重篤な炎症を起こします。米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、主な感染経路は糞便を介した接触です。トイレやドアノブなどの表面に細菌が付着し、手洗いを怠ると拡散します。
便培養検査
下痢が続く場合、医師は数日間にわたって便サンプルの採取を指示します。培養によりC. difficileの有無を調べ、酵素免疫測定法(EIA)で迅速に結果が得られますが、偽陽性の可能性もあるため、必要に応じて組織サンプルを追加で採取します。
柔軟性シグモイドスコピー
シグモイドスコープという小さなチューブを直腸から挿入し、カメラで大腸内を観察します。チューブに空気を送ることで粘膜の視認性を高め、必要に応じて生検を行います。
画像検査(CTスキャン)
重篤な合併症が疑われる場合、CT検査で大腸の詳細な画像を取得し、瘢痕や壁肥厚などの異常を確認します。
C. difficileによる合併症
激しい下痢は脱水や電解質異常を引き起こし、血圧低下の危険があります。重症例では腎不全、腸穿孔、毒性巨結腸などが生じ、最悪の場合は死亡に至ります。脱水症状があるときは、少量ずつ電解質飲料(例:Gatorade)を摂取しましょう。
予防・対策
トイレ使用後や汚染された表面に触れた後は必ず石鹸で手を洗いましょう。抗生物質は本当に必要なときだけ使用し、風邪やインフルエンザには使用しないことが重要です。C. difficileが疑われる環境は、漂白剤と水(漂白剤1カップに水1リットル程度)で十分に清掃します。通常の家庭用洗剤では除菌できません。
