化学療法の体験と主な副作用とは?
治療の流れ
癌協会によると、化学療法は経口投薬や点滴と同様に受けられます。静脈内投与の場合、採血時と同じように針の刺し感はありますが、特別な痛みはほとんどありません。投与時間は1時間から数時間と患者によって異なるため、雑誌や音楽などで時間をつぶすとよいでしょう。異常な感覚がある場合は、必ず担当医や看護師に伝えてください。
全身の疲労
治療後は倦怠感が強くなり、体がだるく、記憶力が低下したり「頭がぼんやり」することがあります。十分に睡眠をとっても、完全に回復しないことが多いです。骨髄への影響で出血やあざができやすくなり、感染症にかかりやすくなるため、手洗いは徹底し、生の食材や病人との接触は避けましょう。
脱毛
治療開始から2〜3週間で全身の毛が抜けることがあります。頭髪、腕毛、まつげや眉毛まで抜け落ちると、精神的に辛いと感じる患者もいますが、脱毛は一時的なもので、生命に関わるものではありません。髪が再び生えてくる際には、以前とは異なる色や質感になることがあります。
胃腸の問題
化学療法は消化管にも影響し、吐き気、食欲不振、下痢が起こります。薬剤によっては特に嘔吐が強く出るものもあります。抗嘔吐薬を事前に服用すれば症状を軽減できます。食欲が著しく低下すると栄養不足や筋肉減少につながるため、必要に応じて栄養補助食品を取り入れ、体力を維持しましょう。
生殖・性生活への影響
使用する薬剤、治療期間、年齢により、性欲や生殖機能に変化が生じます。男女ともにリビドーの低下が報告され、男性は勃起障害や精子の質低下、女性は膣の乾燥・感染、卵巣障害、早期閉経などが起こり得ます。治療中に妊娠した場合、胎児に先天性障害が生じるリスクがあるため、妊娠は避けることが推奨されます。
