慢性副鼻腔炎の治療法

副鼻腔は鼻の周りにあり、空気や粘液が鼻へ排出される小さな開口部があります。4対の副鼻腔のいずれかが詰まると、症状緩和のために治療が必要です。慢性副鼻腔炎はウイルス性か細菌性かで治療方針が変わります。

慢性副鼻腔炎の治療ステップ

  1. ウイルス性の場合は抗生物質は不要です。医師は肺炎や中耳炎など二次感染のリスクを考慮し、必要に応じて抗生物質を処方することがあります。
  2. 細菌性の場合は抗生物質治療が基本です。主に使用される薬はアモキシシリン(アモキシル)、セフェム系(セクロル)、ロラビド、ビアキシン、アジスロマイシン(ジスロマックス)、バクトリムなどです。
  3. 鼻詰まりを改善するために、去痰剤や粘液を薄める薬(デコンジェスタント)を併用します。
  4. 細菌性の場合、治療期間は長めに設定し、通常21日以上のコースが必要です。
  5. 痛みが強いときは、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの市販鎮痛剤で対処します。
  6. 症状が改善しない場合は、鼻腔の洗浄やドレナージを目的とした外科手術を検討します。鼻中隔の偏位や他の閉塞が原因の場合は、より大掛かりな手術が必要になることがあります。

慢性副鼻腔炎に関する知識

  1. 米国国立保健統計センターによると、約3000万人の成人が副鼻腔炎と診断されています。
  2. 多くの患者は真菌胞子に対して異常な免疫反応を示し、抗真菌薬の有効性を調べる臨床試験が進行中です。
  3. 加齢に伴い鼻の軟骨が弱くなるため、慢性副鼻腔炎患者は呼吸困難が起きやすくなります。
  4. 北部の湿潤な気候は、慢性副鼻腔炎の発作を誘発しやすい環境とされています。

疾患 - 関連記事