赤血球上の抗原が特定の抗体と結合したときに起こること
抗体と抗原の結合
赤血球表面にある抗原は、形状が合致した抗体と結合します。この結合は非常に特異的で、対応する抗原にだけ結合します。
凝集(アグルチネーション)
抗体が複数の赤血球上の抗原に結合すると、抗体が橋渡し役となり赤血球同士がくっつきます。これにより肉眼で確認できる凝集塊が形成されます。
補体系の活性化
抗体が抗原に結合すると、補体系が起動し、膜攻撃複合体(MAC)が形成されます。MACは赤血球膜に孔を開け、細胞溶解(溶血)を引き起こします。
食作用(ファゴサイトーシス)
凝集し、補体系が活性化した赤血球は、マクロファージや好中球などの食細胞に認識され、取り込まれます。食細胞は赤血球を分解し、血流から除去します。
除去と代謝
破壊された赤血球から放出されたヘモグロビンは、肝臓や脾臓で分解され、ビリルビンや鉄などに代謝されます。残存物は体内から除去され、血液の組成が保たれます。
