MRSA検査の手順と対策

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、適切に治療しなければ致命的になることもある皮膚感染症です。主に病院や介護施設などの医療現場で感染しますが、コミュニティ関連MRSA(CA‑MRSA)と呼ばれる株もあり、皮膚や組織の感染、重篤な肺炎を引き起こします。

検査手順

MRSAに曝露した疑いがある場合は、早期に検査を受けて適切な治療を開始することが重要です。症状は虫刺されやニキビに似た小さな隆起として現れ、放置すると深部感染となり外科的に排膿が必要になることがあります。治療しないと肺や血流、心臓へ広がり、生命を脅かすことがあります。

検査は簡便です。医師は感染部位から組織サンプルを採取するか、鼻腔の内側を綿棒で拭き取り、培地に載せて培養します。培養皿はラボへ送られ、48時間程度でMRSAの有無が判定されます。近年はDNAを解析する高速検査も導入され、数時間で結果が得られるようになっています。

入院患者の場合、皮膚感染の兆候が見られたら検査が実施されます。また、MRSAのアウトブレイクが確認された病院から転院する際にも検査が行われ、適切な対応が取られます。

治療

検査で陽性と判定された場合は、適切な抗生物質で治療します。医療機関でのMRSA感染には、バンコマイシンが第一選択薬として使用されます。一方、CA‑MRSAによる皮膚感染では、抗生物質に加えて創部の排膿が行われることが多く、状況に応じて治療方針が決まります。

予防

治療中は他者への感染拡大を防ぐことが重要です。傷口は常に覆い、乾燥した清潔な包帯にこまめに交換しましょう。手指は温水と石鹸で頻繁に洗浄し、アルコール系ハンドサニタイザーも併用してください。衣類、寝具、タオル、衛生用品などの個人用品は感染が治るまで他人と共有しないようにしましょう。

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