P. falciparum(悪性マラリア)の主な症状
概要
P. falciparum(Plasmodium falciparum)マラリアは、4種類のマラリアの中で最も重篤とされる感染症です。主に蚊を介して感染し、熱帯・亜熱帯地域で依然として広く見られます。感染後に迅速な治療が行われない場合、致命的な合併症を引き起こす危険性があります。適切な治療を受けても、死亡率は約15〜20%と高く、治療を受けなければほぼ必ず致死します。
診断方法
血液塗抹標本を顕微鏡で観察し、赤血球内の寄生虫を確認することで診断します。
主な症状
インフルエンザ様症状
発熱、寒気、頭痛、咳など、インフルエンザに似た症状が現れます。
消化器症状
吐き気・嘔吐、下痢が頻繁に見られます。これらはすべてのマラリア種で共通する症状です。
黄疸
肝細胞と赤血球の破壊により、皮膚や眼白が黄色くなる黄疸が起こります。P. falciparum感染では特に顕著です。
神経症状
中枢神経系に影響し、痙攣、意識喪失、昏睡などの重篤な症状が現れます。
貧血
赤血球の大量破壊により重度の貧血が生じ、凝固異常や血小板減少も伴うことがあります。
症状が疑われたら速やかに医療機関を受診し、適切な抗マラリア薬で治療を開始することが重要です。
