ジアルジア症(ジアルジアシス)の予防法

ジアルジア症は、原虫・ジアルジア・ラムブリア(Giardia lamblia)による寄生虫感染症です。世界中で広く見られ、特に子どもに多く発症します。糞口経路や汚染された水を介して感染し、下痢を主症状とします。感染に必要なシストは約25個で、感染力が非常に高いのが特徴です。

予防のポイント

  1. 手洗いを徹底する
    料理・食事・飲料の前に、石鹸と流水でしっかり手を洗いましょう。これがジアルジア症拡大を防ぐ最も効果的な方法です。地域での大規模なアウトブレイク時は、水道水の使用を避け、下水処理も適切に行い、地下水や表流水が汚染されないようにします。
  2. 飲料水は必ず処理する
    ハイキングや旅行中は、必ず処理済みの水だけを飲みます。氷も凍らせる前に処理が必要です。沸騰は1分間、または塩素系消毒剤での処理、あるいは適切なフィルターで濾過してください。汚染が疑われる生野菜や皮をむかない果物は避けましょう。
  3. おむつ交換時の衛生管理
    保育園や幼稚園でおむつを交換する際は、手袋を使用しても必ず手洗いを行います。下痢症状のある子どもは、症状が治まるまで保育施設への参加を控えさせましょう。
  4. 水泳は感染後は控える
    ジアルジア症にかかった場合、症状が治まっても数週間は糞便中に寄生虫が排出されます。塩素に対する耐性が高いため、プールや自然の水域での泳ぎは避け、特に水を飲み込まないよう注意してください。
  5. 性的接触での感染防止
    口腔・肛門、口腔・性器の接触はジアルジア症の感染経路になることがあります。これらの行為を避けることで、性行為を通じた感染リスクを低減できます。

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