シットアコシス(鳥熱)の治療方法
シットアコシス(鳥熱)とは
シットアコシスは、Chlamydia psittaciという細菌が原因で起こる感染症です。主にオウムなどの鳥類が保菌し、糞や呼吸器分泌物を介して人に感染します。感染した鳥は症状が出ないことが多く、感染源の特定が難しいことがあります。
治療の基本方針
シットアコシスは抗生物質で治療します。重症例では入院し、静脈内投与が推奨されます。
治療ステップ
保健所へ症例報告を行い、感染拡大防止に努めます。
第一選択薬は静脈内ドキシサイクリンです。経口投与でも可能です。代替薬としてテトラサイクリンや、妊婦・9歳未満の子どもにはエリスロマイシンを使用します。クロラムフェニコールは米国では副作用のためほとんど使用されません。
投薬開始後2〜3日で症状が改善し始めます。再発防止のため、2〜3週間の抗生物質投与を続けます。
重症例は入院し、静脈内抗生物質治療を行います。ドキシサイクリンは1日100mgを1回または2回に分けて投与し、エリスロマイシンは500mgを経口投与します。呼吸不全を伴う場合は集中治療室へ転院し、必要に応じて3〜4週間の長期治療を行います。
経験的抗生物質療法は、臨床環境で考えられるすべての病原体をカバーできるように選択します。
