クローン病の外科的治療法

クローン病を手術で治療する方法

クローン病は腸管の炎症性疾患で、症状が進行すると狭窄や瘻孔、瘢痕組織が形成されます。米国クローン・大腸炎財団の調査によれば、診断された患者の3分の2以上が病状管理の一環として手術を受ける必要があります。

手術の選択肢と適応

  1. 狭窄形成術(ストリクチャープラスティ)を検討する

    腸管が狭くなり、内容物の通過が阻害されると激しい痙攣が起こります。狭窄形成術は、腸を切除せずに狭くなった部位を拡げる手術で、腸管を残すことができます。

  2. 腸切除(切除術)を検討する

    狭窄が複数箇所に近接している、あるいは長い場合は、病変部位を切除し、健康な腸端を再結合します。

  3. 大腸全摘(コロネクトミー)を検討する

    クローン病が大腸全体に広がっている場合は、大腸を全て取り除く手術が必要です。小腸が十分に健康であれば、残した小腸を直腸に接続し、便の排泄を可能にします。

  4. 前結腸全摘・直腸全摘(プロクトコレクトミー)を検討する

    病変が直腸まで進行した場合は、結腸と直腸を一緒に摘出します。この場合、末端小腸を腹壁に開口部(イレオストミー)として外部の袋に排泄させる術式が取られます。

  5. 膿瘍や瘻孔の外科的処置が必要か判断する

    膿瘍は外科的にドレーンで排液し、必要に応じて腸切除を行います。薬物療法で改善しない瘻孔は、手術で修復することがあります。

  6. 腹腔鏡手術の可能性を確認する

    腹腔鏡手術を選択すれば、入院期間や回復期間が短くなるメリットがあります。

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