ADAと腎臓食事療法:糖尿病患者のための低タンパク食と管理ポイント

低タンパク食(Low‑Protein Diet)

アメリカ糖尿病協会(ADA)と全米腎臓財団は、低タンパク食が腎臓病の進行を遅らせる可能性があると指摘しています。ただし、タンパク質摂取量を減らすと血糖コントロールに影響が出るため、必ず医師や管理栄養士に相談してから実践してください。

低タンパク食の具体的なポイントは次のとおりです。

  • 肉、卵、チーズなどの動物性タンパク質を減らす。
  • 豆類や大豆製品などの高タンパク植物性食品も控える。
  • 野菜を多く取り入れ、食事にボリュームを持たせる。
  • 低タンパクのパンやパスタを選ぶ。
  • カセロールやスープのレシピでは、肉の一部を米に置き換える。

低タンパク食はカロリーが不足しがちです。体重が減少しやすい、または健康的な体重を保ちたい場合は、管理栄養士に相談し、適切なエネルギー補給方法を検討してください。

その他の留意点(Other Considerations)

糖尿病は腎臓病のリスクを高めます。以下の点に注意し、腎臓と全身の健康を守りましょう。

  • 血糖管理:血糖を厳密にコントロールすると、腎臓病の発症リスクが約50%低減するという研究結果があります。医師の指示に従い、適切な食事・運動・薬物療法を継続してください。
  • 血圧管理:高血圧は腎臓に余計な負担をかけます。血圧は130/80 mmHg未満を目指し、定期的に測定しましょう。塩分は控えめにし、食事は低ナトリウムを心がけます。塩の代用品はカリウムを含むものが多く、腎臓食では制限が必要なため、医師の指示がない限り使用しないでください。
  • 透析・腎移植への備え:腎機能がさらに低下した場合、透析や腎移植が必要になることがあります。透析中や移植後は、インスリンの代謝が変わるため、インスリン投与量が増えることがあります。新たな薬剤や食事指導が出されることがあるので、医師と密に連絡を取りましょう。

腎臓と血糖・血圧の管理は相互に影響し合うため、定期的な検査と専門家のサポートを受けることが重要です。

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