コントラスト誘発性腎不全の予防と対策
リスク要因
以下の条件がある方は、造影剤を使用する画像検査で腎不全(CIN)になるリスクが高まります。
- 1型または2型糖尿病
- 既往の腎不全や腎移植
- 腎機能に何らかの障害がある方
- 動脈硬化、心筋梗塞、高血圧などの心血管疾患
造影剤は主にMRIや血管造影で使用され、腎臓に毒性を及ぼすと腎機能が低下します。
医師の留意点
- 検査前に患者の腎機能を評価し、リスクが高い場合は代替検査や造影剤量の調整を検討する。
- 検査前後の十分な水分補給を指示し、腎臓が造影剤を速やかに排泄できるよう支援する。
- 検査後48時間は腎機能をモニタリングし、異常が認められた場合は速やかに治療を開始する。
患者の自己管理
- 検査前に心臓・循環器・腎臓の状態を医師に確認し、既往歴がある場合は必ず伝える。
- 検査の2日前と2日後にたっぷりの水を飲み、体内の造影剤を早く排出できるようにする。
- 検査後に尿量や体調の変化に注意し、異常があればすぐに医療機関へ連絡する。
