腎症候群(ネフローゼ症候群)の治療法
腎機能に影響を与える疾患は多数あります。その中でも腎症候群(ネフローゼ症候群)は、尿中タンパク質の大量排泄、血中コレステロールの上昇、むくみ、血漿タンパク質の低下が特徴です。治療は原因疾患に応じて行います。
治療の基本ステップ
- 食事管理:カリウムは適正範囲を保ちつつ、塩分、飽和脂肪酸、コレステロールの摂取を制限します。タンパク質の摂取量は医師と相談し、必要に応じて調整してください。
- ACE阻害薬やARBの使用:尿中タンパク質の減少を目的に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)を検討します。ただし、血中カリウム濃度が上昇する可能性があるため、医師の指示に従ってください。
- 利尿剤によるむくみの改善:むくみが強い場合は利尿剤を使用します。利尿剤は血栓リスクを高めることがあるため、必要に応じて抗血栓薬を併用することがあります。
- 薬剤性の原因除去:一部の薬物や薬物乱用(例:ヘロイン)は腎症候群を引き起こすことがあります。服用中の薬が原因かどうかは医師または薬剤師に相談し、必要なら中止してください。
- 基礎疾患の治療:感染症であれば抗生物質、がんが原因であれば腫瘍治療など、根本原因の治療が最優先です。
- ステロイド・免疫抑制剤の使用:原因が特定できず、症状が重い場合はコルチコステロイドや他の免疫抑制剤を検討します。長期使用は成長や性発達への影響があるため、慎重に判断します。
