夜間酸素療法の正しい使い方
COPDなどの呼吸器疾患を持つ患者さんは、長期酸素療法(LTOT)によって心不全の予防や寿命の延長、生活の質向上が期待できます。全時間酸素が必要な人もいれば、運動時や飛行機内、就寝時など、特定の時間帯だけ使用すればよい人もいます。睡眠中は呼吸が浅くなるため、酸素飽和度は自然に低下します。就寝時だけ酸素療法を行う場合、日常生活への負担はほとんど変わりません。
必要なもの
- 鼻カニューレ
- ガーゼ
- テープ
- 保湿剤
- 洗剤
使用手順
- 就寝前の睡眠薬や鎮静剤、アルコールは避けましょう。これらと酸素を同時に使用すると呼吸が浅くなる恐れがあります。就寝直前に薬を服用している場合は、医師に安全な服用タイミングを相談してください。
- 耳にかかるチューブをガーゼで包み、テープで固定します。これにより耳の擦れを防げます。
- 鼻腔と唇に水性の保湿剤を軽く塗布し、乾燥を防ぎます。
- 酸素タンクのレギュレーターを医師の指示通りに設定します。酸素量が足りない・過剰と感じたら、自己判断で変更せず必ず医師に相談してください。
- 鼻カニューレのチップに指を当て、空気の流れを確認します。
- 鼻カニューレのチップを優しく鼻孔に挿入します。
- チューブを耳に掛け、フィットコネクタを顎に合わせます。チップが外れやすい場合は、チューブを頬にテープで固定してください。
- 酸素タンクはベッドの近くに置きますが、夜間にぶつからない位置に配置し、可能であれば壁に固定して安定させます。
