腎臓結石と痛風の違いと共通点
腎臓結石は、尿中に通常は希釈されているミネラルが結晶化し、腎臓内に固まりとして形成されます。一方、痛風は尿酸が結晶化して関節に沈着し、激しい炎症と痛みを引き起こす関節炎です。
原因
- 腎臓結石は、脱水や過剰なミネラル摂取、痛風や炎症性腸疾患などの基礎疾患が関与します。
- 痛風は、体内で尿酸の排泄が不十分になるか、産生が過剰になることで尿酸結晶が関節に沈着します。
症状
- 腎臓結石は腎臓内にとどまっている間は無症状ですが、尿管へ移動し始めると背部・側腹部の激しい痛み、尿の濁りや血尿、吐き気が現れます。
- 痛風は、特に足の親指の関節に激しい疼痛と腫脹、赤みが出るのが典型的です。
診断
- 腎臓結石はCTスキャンや超音波検査で石の位置と大きさを確認します。
- 痛風は関節液の結晶検査や血液中の尿酸値測定で診断します。
治療
- 小さな腎臓結石は自然に排出されますが、サイズが大きい場合は体外衝撃波結石破砕(ESWL)や外科的除石が必要です。
- 痛風の急性発作にはNSAIDsやコルヒチン、慢性管理には尿酸降下薬(アロプリノールなど)を使用します。
合併症
- 腎臓結石が大きくなると尿路閉塞や腎機能障害を引き起こす恐れがあります。
- 痛風が未治療のまま続くと、腎臓に尿酸結石ができやすくなり、再発性の痛風発作や腎機能低下につながります。
