聴診器を使った腹部セルフチェックの手順
聴診器を使ったセルフチェックは、好奇心を満たすためや自分の体について学ぶため、あるいは簡易的な診断手段として活用できます。腹部を診る際は、聴診器の当てる位置と聞くべき音を正しく把握することが重要です。心音の聴診に似ていますが、腸からの音は一定せず、はっきりとした特徴が少ないことが特徴です。
手順
仰向けに少し体を傾けて横たわります。座っていると正確に聴診器を腹部に当てられません。完全に平らに寝ると聴診器が腹部に届きにくく、操作が難しくなります。
イヤーピースをやさしく耳に入れます。耳道に深く入れすぎず、少し前方に向けると音が聞き取りやすくなります。
聴診器を左側の肋骨下、胃の位置に当てます。ここではゴロゴロとした音が聞こえるはずです。異常なシューという音がした場合は医師の診察を受けてください。
聴診器を右側の肋骨下に移動させます。左側ほどゴロゴロ音は少なくなるはずです。
右上腹部に聴診器を固定し、指で軽くたたいて打診します。肝臓の位置なので、音は重く鈍い感じになります。
聴診器をへその少し右下にずらします。ここは腸の位置で、腸内のガスが動く音(ボルボリズム)を聞くことができます。
同様の手順で左側の下腹部でも確認します。右側とほぼ同じ音が聞こえるはずです。
へその少し下に聴診器を置いたまま、周囲を指で軽くたたきます。腸内のガスにより空洞音が聞こえることがあります。
