FASD(胎児性アルコールスペクトラム障害)評価ツールの概要

胎児性アルコールスペクトラム障害(FASD)は、妊娠中の母親の飲酒により胎児が身体的・精神的に障害を受ける状態です。適切な支援を受けるためには、障害の程度を正確に評価することが重要です。本稿では、FASDの評価に用いられる代表的なツールを紹介します。

チェックリスト

子どもの健康状態や行動を確認するためのチェックリストがあります。主な項目は以下の通りです。

  • 成長不良、睡眠障害、視覚・聴覚の問題、声の異常
  • 記憶・学習の困難、学習速度の遅さ、過去の経験から学べない、情報処理の遅延

作業療法(OT)評価

子どもの身体的能力を評価し、運動機能や学校・体育の環境への適応力を把握します。作業療法士が実施することで、日常生活や学習活動での支援策が具体化されます。

神経心理学的評価

ワシントン州の大学が提供する成人(18歳以上)向けの評価です。機能的な能力、強み・弱みを総合的に測定し、社会保障制度(SSD)やその他の支援申請に活用できます。

Vineland適応行動評価

出生から18歳までの子どもの社会的・日常生活機能を測定するツールです。FASコミュニティリソースセンターでも学校年齢の子どもに対するFASD評価として推奨されています。評価項目は以下の4領域に分かれます。

  • コミュニケーション
  • 日常生活スキル
  • 社会性(対人関係)
  • 運動スキル

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