フックワームトリートメント
腸内寄生虫であるフックワームは、主に亜熱帯・熱帯地域で見られます。汚染された土壌を誤って飲み込んだり、裸足で土の上を歩くことで感染します。
原因
フックワームは回虫の一種で、湿潤な気候を好みます。幼虫は皮膚から体内に侵入し、血流で肺へ運ばれ、咳を引き起こすことがあります。気道を上がった後に飲み込まれ、腸内で成虫へと成長し、糞とともに排出されます。
症状
感染初期には幼虫が侵入した皮膚にかゆみを伴う発疹が現れます。軽度の感染では症状が出ないこともありますが、中〜重度では腹痛、食欲不振、体重減少、下痢、貧血などが見られます。診断は便検査で卵の有無を確認します。
治療
栄養状態の改善と貧血対策を行いながら、駆虫薬で治療します。メベンダゾール、アルベンダゾール、ピラントールパモエートなどが処方されます。また、タンパク質摂取を増やすことも有効です。
継続的ケア
薬剤投与後1〜3日で症状は改善しますが、治癒確認のために再度便検査を行うことがあります。予防は、糞便で汚染された土壌に裸足や裸手で接触しないことが最も重要です。
重篤な合併症
治療せずに放置すると、フックワームが腸壁に付着して血液を吸い、著しい血液・タンパク質の喪失や貧血を引き起こします。これにより子どもの精神発達や成長が阻害され、呼吸困難や心不全に至ることもあります。
