足の腱断裂:原因・症状・治療・手術・予防ガイド
腱は筋肉と骨をつなぐ結合組織で、足ではアキレス腱が代表的です。腱は多数のコラーゲン繊維から構成され、関節に柔軟性とサポートを与えます。この繊維が十分に損傷すると、腱が裂けることがあります。
原因
個々のコラーゲン繊維が弱くなり、摩耗や裂け目が生じると腱が断裂します。主な原因は以下の通りです。
- 過度の外力や外傷による急激な損傷
- ランニングやテニスなどの繰り返し動作による徐々の劣化
合併症
腱が断裂すると、以下のような合併症が起こりやすくなります。
- 腱炎:腱が腫れ、圧痛や皮膚の赤みが見られる
- 腱鞘炎(腱膜炎):腱を包む滑膜が炎症を起こす
これらは通常、適切な安静とケアで軽減します。
治療法
軽度の裂傷や摩耗は自然に回復します。腫れがある場合は、以下の対策が有効です。
- 氷や冷却パックを10〜15分間、数回に分けて当てる
- NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)で痛みと腫れを抑える
- 足を心臓より高く上げて安静にする
- ギプスやテーピングで足の動きを制限し、過度な負荷を避ける
手術
腱が完全に断裂(破裂)した場合は、外科的に二つに分かれた腱端を縫合する手術が必要です。手術後はギプスで足を固定し、リハビリテーションで可動域と筋力を回復させます。
予防・対策
激しい運動を行う際は、適切なフットウェアが重要です。足に合ったシューズを常に着用し、痛みや違和感が数分以上続く場合は早めに医師の診察を受けましょう。
