腹腔鏡上子宮体部切除術(LSH)とは

対象者

子宮の良性疾患を抱える女性がLSH(腹腔鏡上子宮体部切除術)の対象です。ただし、子宮頸部に異常(子宮頸部異形成や子宮頸部子宮内膜症)がある場合や、子宮が巨大(筋腫が多数ある、自然に大きい)場合は適用できません。適切な手術法については担当医と相談し、十分な説明を受けて判断してください。

手術の流れ

手術は臍部付近に小さな切開を作り、腹腔鏡(小型カメラ)を挿入します。カメラ映像を確認しながら、約14 mmの小さな切開を追加し、必要な子宮組織を専用器具で摘出します。子宮体部だけを除去し、子宮頸部は残します。

メリット

LSHは切開が小さく侵襲が少ないため、回復が早く、腹部に目立つ縫合痕が残りません。また、子宮頸部を残すことで、膣と子宮をつなぐ支持靭帯が維持され、骨盤内の解剖学的バランスが保たれます。

リスク

全摘子宮術に比べて合併症は少ないとされていますが、出血や創部感染の可能性はあります。感染が起きた場合は抗生物質で対処できます。実績では約3,500例のLSHで合併症率は1%未満、感染率は約2%と報告されています。

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