TPN(総静脈栄養)に伴う副作用と注意点
TPN(総静脈栄養)は、食事から十分な栄養を摂取できない場合に用いられます。潰瘍性大腸炎などの消化器疾患や、食物からの栄養吸収が阻害される状態で、静脈またはカテーテルを通じて炭水化物、たんぱく質、脂質、電解質、微量元素を供給します。
注意すべき一般的な症状
- 皮膚の変化、夜間視力の低下、口内炎、発熱、腹痛、体重変化、嘔吐、悪心、悪寒、尿量増加、呼吸困難、倦怠感、むくみ、筋力低下、喉の渇き、痙攣、手足のしびれや刺すような感覚が現れたら、すぐに医師に相談してください。
投与部位の感染
- カテーテル挿入部位に感染が起こることがあります。発熱、赤み、腫れ、疼痛、膿や分泌物の増加などの症状が見られたら、医師は部位の交換と抗菌治療を行います。
血糖異常
- 血糖値の変動が起こりやすく、デキストロース投与の急停止で低血糖が、過剰投与で高血糖が生じます。重症度に応じて、インスリン投与や糖分補給などで管理します。
肝臓障害
- 肝機能障害は特に乳児で多く報告されていますが、年齢を問わず起こり得ます。血中コレステロール上昇、体重増加、消化不良、黄疸(皮膚や眼球の黄変)などが症状です。
骨障害
- TPNを3か月以上継続すると、代謝性骨疾患を発症するリスクがあります。下肢や背部に強い疼痛が現れることがあります。
